キンメル氏 「未亡人ジョーク」猛批判のトランプ氏夫妻に反論
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【4月28日 AFP】米人気コメディアンのジミー・キンメル氏は27日、ファーストレディに関する自身のジョークを問題視し、キンメル氏の解雇を呼びかけたドナルド・トランプ米大統領に反論した。
トランプ氏が問題視したジョークは、ホワイトハウス記者会(WHCA)主催の夕食会でトランプ氏に対する3度目の暗殺未遂が起きる2日前の23日、キンメル氏のトークショー「ジミー・キメル・ライブ!」で放送された。
番組でキンメル氏は、開催予定の夕食会を題材にトークを展開。ファーストレディについて「トランプ夫人、あなたは美しい。まるで未亡人となるのを待つ女性のようだ」とジョークを飛ばした。
このジョークについてトランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「暴力を呼びかける卑劣な行為」と非難し、キンメル氏は「ABCテレビから即刻解雇されるべき」と主張した。
メラニア氏自身も声明を発表し、キンメル氏の発言に対して米放送局ABCに「立場を明確にする」よう求めた。メラニア氏によるこうした声明はまれだ。
一方のキンメル氏は、27日曜深夜に放送された自身の番組でこれらの批判を一蹴。「2人の年齢差についてのジョークだったことは明らかだ」と述べ、「トランプ氏がもうすぐ80歳で、メラニア氏が私より若いという事実についての非常に軽いいじりだった」と説明した。
米国史上最年長で大統領に就任したトランプ氏は、6月で80歳になる。妻のメラニア氏はスロベニア出身の元モデルで56歳だ。
キンメル氏はまた「あのジョークは、どんな定義においても暗殺を呼びかけるものではない。彼らもそれを理解しているはずだ」とし、トランプ氏を番組に招待し「憎悪的な」レトリックについて議論することを提案した。これは、移民、政敵、メディアを含むグループに関するトランプ氏の扇動的な発言への言及と見られる。
さらに「憎悪的で暴力的なレトリックは拒絶すべきだという点には同意する」とした上で、「その件についてあなたの夫と話し合うことは、憎悪を緩和する上で素晴らしい出発点になると思う」とメラニア氏に向けて述べた。
キンメル氏は昨年9月、米国の右派が保守系活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件を利用していると非難したことで、ABCテレビの深夜トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」を休止に追い込まれたが、番組は1週間後に再開された。(c)AFP