【5月4日 東方新報】自動車部品や機械設備などを積んだ中央アジア向け貨物列車が4月20日、中国鉄路北京局の良郷駅を出発した。この列車は新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)アラシャンコウ口岸を経て中国を出国し、カザフスタンのアルマトイへ向かった。

この列車は、中国鉄路北京局と北京房山国際陸港運営有限公司(以下、北京国際陸港)が共同で整備したもので、今後は週1便のペースで定期運行される。北京市が中央アジア向けのダイヤ固定型貨物列車を運行するのは今回が初めてで、北京と中央アジア地域との経済・貿易往来に、安定性と効率性を兼ね備えた新たな物流ルートが加わることになる。

北京鉄路物流センター豊台西営業部の責任者、呂彬(Lu Bin)氏は、ダイヤ固定型の列車は、決まった時刻、決まったルート、決まった便名で運行されるため、輸送効率が高く、出荷の安定性にも優れていると説明した。これにより企業は生産計画や海外向け受注の履行を進めやすくなり、物流コストの削減や市場競争力の向上にもつながるという。

北京国際陸港の関係者は、中央アジア向け貨物列車の定期運行化は、北京国際陸港が「一帯一路(Belt and Road)」の質の高い共同建設に貢献するうえでの新たな前進であり、首都北京が全方位の対外開放の新たな枠組みを築くうえでも重要な実践だと述べた。アラシャンコウ口岸の優位性を生かし、この定期貨物列車は北京の外貿企業に安定的で効率的な越境物流ルートを提供することになる。北京国際陸港としても、今後さらにサービスの質を高め、企業のニーズに応じた物流プランを提案しながら、より多くの商品が海外へ出て、世界へ届くよう後押ししていくとしている。

今回、北京市で中央アジア向け定期貨物列車が運行を開始したことで、首都の国際物流ルートとしての産業支援力が一段と高まり、地域経済の発展にも新たな活力が注ぎ込まれる見通しだ。企業の物流コスト削減や、京津冀地域の製品の海外市場開拓、「一帯一路」の質の高い共同建設の推進にとっても、前向きな役割を果たすと期待されている。(c)東方新報/AFPBB News