三亜の海辺でアジア最大規模のビーチスポーツ祭典
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【5月2日 東方新報】4月22日から30日にかけて、第6回アジアビーチゲームズが海南省(Hainan)三亜市(Sanya)で開催された。アジアオリンピック評議会(OCA)の45の加盟団体がすべて参加し、1600人以上の選手が競い合い、過去最大規模となった。
この大会の特徴は、海辺の自然環境をそのまま競技の舞台とし、「スポーツ+自然+レジャー」を融合させた点にある。中国ビーチハンドボールの沈萍(Shen Ping)選手は、砂浜競技は特別な施設や高い専門性がなくても楽しめることが魅力だと語る。
メイン会場と8つの競技会場は三亜湾の22キロにわたる海岸線に沿って配置され、美しい海と白い砂浜、ヤシの木に囲まれた環境が広がる。「景色が素晴らしく、砂は柔らかく、人びとも親切」という印象が多くの選手から聞かれた。海南大学(Hainan University)の呉強(Wu Qiang)副院長は、この大会の魅力を三つにまとめる。まず自然の中で行われる競技環境、次にアジア各国の文化や伝統スポーツが集まる文化交流の場であること、そしてトップ選手と一般参加者の双方を引きつける開かれた大会であることだ。
競技は14種目・62種目が行われ、ビーチバレーや3人制バスケットボールのほか、ドラゴンボートやカバディなどの伝統競技、若者に人気のテックボールなども採用された。サッカーと卓球を融合したテックボール、接触の激しいビーチカバディ、迫力あるビーチハンドボール、スピーディーなビーチサッカーなど、それぞれに独特の魅力がある。
競技以外でも、選手村では中国の海南粉(海南ビーフン)やインドのカレー、韓国のキムチなど各国の料理を楽しみながら交流が進み、文化の理解が深まった。また、リー族の織物や工芸など海南の無形文化遺産も紹介され、中国文化の魅力を体験する機会となった。サウジアラビアの選手は「中国文化に浸る体験がとても楽しい」と語った。
この大会は、海南自由貿易港の姿を示す場でもあった。86か国に対するビザ免除や迅速な入国手続き、国際決済の整備などにより、選手や観客はスムーズに訪れることができた。さらに、新規建設を抑えた会場整備や新エネルギー車の活用など、環境配慮型の運営も行われた。
開会式では水の霧を使った演出や先端通信技術の活用が取り入れられ、海洋や宇宙などの先端産業も紹介された。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)終身名誉会長は、海南の発展に強い印象を受けたと述べ、今後さらに多くの国際大会が開催される可能性に期待を示した。(c)東方新報/AFPBB News