パレスチナで地方議会選挙、ガザでは20年ぶり
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【4月26日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸とガザ地区中部で25日、地方議会の選挙が行われた。ガザ紛争後、初めての選挙となった。
登録有権者150万人のヨルダン川西岸では投票率は53.44%に達した。ラマラに拠点を置く中央選挙委員会(CEC)によると、これは2022年3月の前回投票時よりもわずかに下回る程度だった。
一方、ガザ中部のデイルアルバラフでは、登録有権者7万人のうち22.7%しか投票しなかった。ガザでの選挙は2006年以来となった。
しかし、パレスチナ通信(WAFA)によると、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は「多くの課題に直面しているにもかかわらず、民主主義を実践できて非常に満足している」と投票終了後にアルビーレで記者団に語った。
ヨルダン川西岸では、選挙について賛否の声が聞かれた。
エリコで英語教師として働くマナール・サルマンさんは「地域社会を改善できる人を選びたい。水道や道路など(のインフラ)を改善してくれる人を」と述べ、「外部からの支援はあまり受けておらず、占領が多くの面で私たちに影響を与えている。それが自治体の活動を制限してしまっている」と続けた。
一方、この時期の選挙に疑問を呈する声もあった。
ドゥラ・アルカラ村の労働者ジアド・ハッサンさんは「ガザでの紛争やヨルダン川西岸での入植者の攻撃が続く中での選挙は望んでいなかった」「この決定は私たちに押し付けらた」と話した。
ラモン村の元村長アベド・ジャバイエさん(68)は「主な問題は入植者から身を守ることだ。だからこそ、新しい顔、私たちの権利のために戦う意欲のある若者が必要」と述べた。
候補者の大半はアッバス氏率いるファタハを支持しているか、独立系だった。ハマスは候補者を出さなかった。(c)AFP