【4月20日 AFP】<内容更新>レバノン南部の村で、イスラエル兵がイエス・キリスト像の頭部を大ハンマーで叩いている様子を捉えたとされる画像がSNSで拡散した問題で、イスラエル軍は20日、画像が本物であり、自国兵の行為を捉えたものであることを認めた。

問題の画像には、磔刑像の十字架部分から落下したキリスト像の頭部に大ハンマーを叩きつける人物の姿が捉えられていた。

画像についてイスラエル軍は、これまでの調査で「レバノン南部で活動するIDF兵士であることが判明した」と述べ、「兵士の行動はわれわれの部隊に期待される価値観と全く一致しない」「非常に重く」受け止めているとX(旧ツイッター)への投稿で述べた。

また、この一件は北部司令部によって調査が進められており、現在「指揮系統を通じて対処されている」とし、「関与した者に対して適切な措置が取られる」とも述べたが、詳細には触れなかった。

画像が本物であることが確認されたことを受け、イスラエルのギドン・サール外相は「恥ずべき、かつ不名誉」な行為と非難した。

「この醜い行為を行った個人に対しては必要な厳しい措置が取られることを確信している」とXに投稿し、「行為そのもの、そして、感情を傷つけられたすべてのキリスト教徒に謝罪する」と述べた。

アラブメディアの報道によると、この像はレバノン南部のイスラエルとの国境近くにあるキリスト教徒の村デブルにあったものだという。デブル村の代表者は、像が村のものであることをAFPに確認した。ただ、損傷については把握できていないとしていた。

イスラエル軍は、像を元の場所に戻すために現地コミュニティと協力していることを明らかにしている。

レバノンは3月、親イラン民兵組織ヒズボラがイスラエルに向けてロケットを発射したことで紛争に巻き込まれた。

イスラエル軍は17日に発効した両国間の停戦にもかかわらず、地域に留まっている。(c)AFP