【4月20日 AFP】米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が率いる米宇宙開発会社ブルー・オリジンは19日、新型ロケット「ニューグレン」のブースターを再使用し、回収することに成功した。

これで、打ち上げ頻度の向上や、イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXとの競争拡大につながる技術的成果を確立したものの、今回の無人ミッションではロケットが運んだ衛星が予定していた軌道に入らなかった。

同社はこれまでにニューグレンを2回打ち上げているが、いずれも新造ブースターを使用していた。より小型で、主に亜軌道の宇宙旅行に使われる「ニューシェパード」では、技術的難易度の低い再使用を行ってきた。

新たなリサイクル方式は、ブルー・オリジンとスペースXとの激しい競争の中で登場。すでにスペースXは打ち上げに使用したロケットのブースターを回収することに成功している。

再使用のブースターを搭載した高さ98メートルの「ニューグレン」は、ASTスペースモバイル社の通信衛星を載せて、19日午前7時25分(日本時間同日午後8時25分)ごろ、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた。

打ち上げ後にロケットは2段に分離し、上段は衛星を載せたまま宇宙への航行を続けた。一方、ブースターは大西洋上の浮遊プラットフォームに、離陸から約9分30秒後に無事着陸した。

ブルー・オリジンは声明で、衛星は正常に起動したものの「規定外の軌道」に投入されたと明らかにした。(c)AFP