ミャンマー新大統領が恩赦、死刑囚は終身刑に 前大統領ら4300人以上を釈放
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【4月17日 AFP】ミャンマーのミンアウンフライン大統領は17日、すべての死刑判決を一括して減刑すると発表した。声明によれば、2021年のクーデター以降拘束されていたウィンミン前大統領も釈放された。
ミャンマーの正月を祝う祭り「ティンジャン」に合わせた大規模な恩赦の一環として発表された大統領名義の通達では、「死刑判決を受けている者は、刑を終身刑に減刑される」と述べられたが、具体的な受刑者名は示されなかった。
声明によると、4300人以上の受刑者が釈放される予定で、これには179人の外国人も含まれている。また、40年未満の刑はすべて6分の1に減刑されるという。
ウィンミン氏は2018年から大統領を務めていた。当時は10年にわたった文民統治の最中だったが、これが軍事クーデターによって突然終わりを迎えた。
ウィンミン氏の役割は礼儀的なもので、軍が想起した憲法により大統領就任が禁じられていた民主化指導者アウンサンスーチー氏の指導に従っていた。
スーチー氏は現在も拘束されており、27年の刑に服している。
軍事政権は、2021年2月のクーデターでミャンマーの権力を奪取し、数十年ぶりに死刑執行を再開していた。人権団体によれば、その対象にはクーデターに反対する活動家らが含まれていた。
翌年までに、130人以上が死刑判決を受けていたと国連(UN)は述べているが、同国の不透明で非公開の司法制度のため、正確な数字を把握するのは困難となっている。
ミンアウンフライン氏は、軍司令官として5年間統治した後、先週大統領に就任した。民主化監視団体は、この移行を「軍事支配の文民装い」と評している。
この「移行」には、クーデター後の弾圧措置の一部を後退させる動きも伴っている。指導部はこれを和解に向けた取り組みだと主張しているが、批評家らは軍政の「看板掛け替え」を助けるための表面的な措置にすぎないと指摘している。(c)AFP