女子学生ネタにした猥談流出 名門インドネシア大学、男子学生16人を停学処分
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【4月16日 AFP】インドネシアの名門インドネシア大学(UI)が16日、女子学生に関するひわいなグループチャットが拡散したことを受け、法学部の男子学生16人を停学処分にした。このチャットは、イスラム教徒が多数を占める同国でジェンダーに基づく暴力に関する議論を巻き起こしている。
男子学生16人によるチャットのスクリーンショットが今週ソーシャルメディアに投稿されたのを受け、女子学生たちから驚きと怒りの声が上がり、社会全体で議論が巻き起こっている。
インドネシア大学は16日の声明で、調査のため男子学生16人を2週間の停学処分にしたと述べた。
同大の広報担当者、エルウィン・アグスティアン・パニゴロ氏は声明で、「この措置は、良好な学究環境を維持するという本学のコミットメントの一環として取られた」と述べた。
男子学生16人は、女子学生や女性講師について下品でひわいなジョークを言ったとされる。
あるメッセージには「沈黙は同意を意味する」と書かれていた。女性が性的な誘いを言葉で明示的に拒否しない場合、暗黙のうちに性行為に同意していると見なすことを示唆している。
数日後、同大の女子学生グループが公の場で男子学生16人を糾弾した。
身の危険を感じたと訴える女子学生たちから激しく叱責される間、うなだれる男子学生16人を捉えた動画も拡散した。
インドネシア大学の学生会は、男子学生16人を倫理委員会に召喚し、厳罰に処するよう求めている。
この出来事は、保守的なインドネシアではささいなことと片付けられてしまいがちな、言葉による性的虐待やセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に関する議論を巻き起こした。
国連開発計画(UNDP)の最新調査によると、インドネシアでは女性の4分の1以上がジェンダーに基づく暴力を受けたことがある。
NGO「インドネシア教育監視ネットワーク(JPPI)」によると、過去3か月間に全国の教育機関で200件以上の暴力事件が報告され、その半数近くが性的虐待に関するものだった。
JPPIは政府に対し、教育機関における暴力について非常事態宣言を発令し、国家的な優先課題とするよう求めている。
インドネシアは2022年、性暴力に関する法律を制定し、オンライン上でのものを含むハラスメントを犯罪化した。(c)AFP