【2月29日 AFP】インドネシアで、女性らに対して「強力な精子」を持つ男性が射精したプールで泳ぐと妊娠する可能性があると警告した女性高官が、処分を受ける可能性に直面している。

 この高官は、児童保護委員会の一員であるシティ・ヒクマワティ(Sitti Hikmawatty)氏。先週、大手メディアの取材に対してこの非科学的なコメントを出したことで物議を醸し、インターネット上で笑い者になった。

 ヒクマワティ氏は、ニュースサイト「Tribunnews.com」が行った10代の妊娠に関するビデオ通話インタビューで、「プールには、とても強力な種類の精子が入っていることがある」と発言。「もし誰かが興奮して(プールの中で)射精したら、挿入行為がなくとも妊娠することがある」と述べた。

 ネット上では、男性らがプールに行く前にコンドームを買うと宣言したり、映画『ジョーズ(Jaws)』のポスターをまねて、サメの形をした精子が水泳中の女性に近づく場面を描いた画像が拡散したりした。

 ヒクマワティ氏はすぐに発言を撤回したものの、政府は同氏の処分を検討する委員会を立ち上げた。(c)AFP