【4月16日 AFP】ケニア・ナイロビの裁判所は15日、同国内から約2200匹のアリを密輸しようとしたとして、中国籍の男に拘禁1年と罰金の有罪判決を下した。ケニアでは昨年、高額な密輸取引の実態が明らかになっていた。

このアリの多くは中国、米国、欧州に送られてペットとして飼われる。1匹あたりに約100ドル(約1万6000円)の値が付くこともある。

ベトナム人とケニア人が関与した別の事件とも関連があるとされていた張克群被告は、3月10日に逮捕されるまで逃亡していた。

ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で、張被告の荷物からカートリッジに入れられた2200匹以上のアリが発見され、このうち1948匹は高値で取引されるメッサー・セファロテスだった。中国に運ばれる予定だったという。

弁護人によると張被告は当初、無許可での野生動物取引と共謀の罪で起訴され、後者は7年の拘禁を科される可能性があったが、この疑いが取り下げられたため有罪を認めたという。

判事は、張被告に反省の色がなく、「完全に誠実な人物とは言えない」と述べ、「7700ドル(約122万円)の罰金」を科し、2週間の控訴期間を経て1年の拘禁刑に処すとの判決を下した。出所後は母国へ送還されることになる。

昨年、10代のベルギー人2人が5000匹のアリを所持して逮捕されて7700ドルの罰金を科されたことで、アリの密輸が大きく取りざたされていた。(c)AFP