【4月16日 AFP】オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は16日、中東戦争の影響で供給が滞っている状況を受け、ブルネイと韓国からディーゼル燃料(軽油)1億リットルを追加確保したと発表した。

オーストラリアでは15日夜、南東部メルボルン近郊の製油所で火災が発生し、国内の燃料供給のさらなる混乱が生じる可能性が高まっている。

アルバニージー氏は訪問先のマレーシアでの記者会見で、「わが政府が2回の輸送でディーゼル燃料1億リットルを追加確保したことを発表する。1回は私がきのう訪問したブルネイから、もう1回は韓国から確保した」「これは、政府の新たな戦略備蓄権限に基づき確保された多くの輸送の第一弾だ」と述べた。

アルバニージー氏は、エネルギー関係強化のためマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会談している。

政府の統計によると、オーストラリアのガソリン備蓄量は約38日分にすぎず、国際エネルギー機関(IEA)が備蓄を義務付ける前年の輸入量の90日分をはるかに下回っている。

政府は今のところ燃料配給制の導入には消極的だが、ドライバーに対し、可能な限りガソリンを節約し、公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。

アジアや南太平洋の多くの国と同様、オーストラリアはエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を経由するルートで輸入する原油に大きく依存している。(c)AFP