米国は対イラン攻撃で手一杯、「ウクライナに時間を割く余裕なし」 ゼレンスキー氏
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【4月15日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、ドイツ公共放送ZDFに対し、イラン戦争のため米国の和平交渉担当者は「ウクライナのために時間を割く余裕がない」と述べ、米国からの武器供給量の減少を嘆いた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ侵攻終結に向けてロシアとの交渉を仲介してきた米国のスティーブ・ウィットコフ中東担当特使やドナルド・トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が現在「イランと絶えず交渉している」と語った。
両氏を「現実主義者」と評し、彼らが「戦争終結のためにプーチン氏の関心をもっと引き付けようとしている」が、「米国がプーチン氏に圧力をかけず、ロシア側と穏やかな対話だけを行うだけなら、彼ら(ロシア)はもはや恐れなくなるだろう」と付け加えた。
第2次世界大戦後、欧州で最も多くの犠牲者を出した紛争を終結させるための米主導の協議は、2月28日に中東紛争が勃発(ぼっぱつ)して以来停滞しており、ロシアとウクライナの交渉担当者は2月にスイス・ジュネーブで会談して以来、会合を開いていない。
ゼレンスキー氏は、ウクライナへの米国製兵器の供給が「大きな問題」になっていると述べた。
「中東戦争が続けば、ウクライナへの兵器供給量は減少するだろう。特に防空兵器に関しては、極めて深刻な問題だ」と指摘。
ゼレンスキー氏はその後、ノルウェー訪問中の記者会見で、特にパトリオット防空システムのPAC-2迎撃ミサイルとPAC-3迎撃ミサイルに関して、この問題が深刻化していると述べた。(c)AFP