中国山西省 千年の古刹・懸空寺を守る新プランを模索
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【4月16日 CGTN Japanese】中国北部山西省に位置する千年の古刹(こさつ)である懸空寺は、人の流れの急増や木造の老朽化と変形、岩石構造の緩みなど多くの深刻な課題に直面しています。山西省地震局はこのほど、懸空寺の南北楼の梁、柱、桟道など40の重要箇所に分散型光ファイバーセンサーネットワークを設置し、構造の振動反応に対して全天候型のモニタリングを実施しています。
山西省地震局文化財耐震保護革新チームの責任者である曽金艶氏は、「モニタリング分析の結果は、最大安全見学人数の算定に参考数値を提供し、文化財や古代建築物の予防的保護を模索するための新たなプランを提供する」と述べました。
懸空寺は山西省大同市恒山金龍峡西側にある翠屏峰の絶壁の間に位置し、北魏時代の太和15年(西暦491年)に建てられた古刹です。断崖絶壁に建てられた現存する世界最古の木造建築群として知られています。
曽氏によると、懸空寺は衰弱した高齢者のような存在であり、構造の健全性に影響を与える隠れた要素を無視できないとのことです。例えば、観光シーズンの見学者の急増、寺自体の木造構造材の劣化、懸空寺のある地域が過去大地震に見舞われたことなどが挙げられます。
懸空寺は2010年、「タイム」誌の「危機にひんする世界の十大建築」に選ばれました。
懸空寺は4月1日から、より厳格な見学者数の管理を実施し、1日当たりの見学者数は2475人を上限とし、今後は毎年削減していく計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News