バイデン氏息子がトランプ氏息子に挑む? 政治的確執が格闘技リングに持ち込まれる可能性
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【4月11日 AFP】米国の政治はすでにコンタクトスポーツの様相を呈しているが、ジョー・バイデン前大統領の息子がドナルド・トランプ現大統領の息子2人にケージファイト(総合格闘技戦)を挑んだことで、ワシントンで最も激しい政治的確執の一つが、文字通り「リング」に持ち込まれる可能性が出てきた。
長年舌戦が繰り広げられる中、ハンター・バイデン氏は9日にオンライン上で公開された動画で、トランプ氏の長男ドナルド・ジュニア氏と次男エリック氏との対戦に「100%出る」と述べ、両家の長らく続く遺恨がペイ・パー・ビュー(PPV)でのショーになる可能性を示した。
左派系インフルエンサーのアンドリュー・キャラハン氏が運営する「チャンネル5」は9日、同社の米国ツアーにハンター氏が複数の会場で出演することを説明する動画をインスタグラムに投稿。その中でハンター氏は「彼(キャラハン氏)は、ケージマッチを企画しようとしているらしい。私対エリックとドン・ジュニアだ。もし本当に実現するなら、やると伝えた。100%出る」と語った。
これまでのところドナルド・ジュニア氏とエリック氏からの公の反応はない。ジュニア氏は48歳、エリック氏は42歳で、56歳の「挑戦者」ハンター氏よりは年齢的に有利となっている。
この対決案の詳細は不透明で、トランプ兄弟が一緒に戦うのか、別々なのか、またどこで開催されるのかも明らかになっていない。
バイデン前大統領とトランプ大統領の対立は、2020年の大統領選でバイデン氏が勝利してから一層激しくなり、異常な個人攻撃や激しい言葉の応酬が繰り広げられた。
トランプ氏は、バイデン氏を繰り返し「スリーピー・ジョー」といったニックネームで嘲笑し、大統領選を不正に操作した、連邦機関を共和党に対して「武器化」したと根拠を示さず非難してきた。
一方でバイデン氏は、トランプ氏を民主主義の規範への脅威とみなし、女性に対するトランプ氏の下品な発言を理由に、仮に高校時代に一緒だったら「たたきのめしてやりたかった」と発言したこともある。
総合格闘技の人気が高まり、今年ホワイトハウス敷地内で総合格闘技イベント「UFC」の開催が控えている中、ワシントンでは政治とショーの境界線がこれまで以上にあいまいになっているようだ。
米紙USAトゥデーによると、キャラハン氏はケージマッチの話が半ば冗談として持ち上がった可能性があると示唆したが、もし双方がオクタゴン(総合格闘技戦が行わる八角形のリング)に上がる意思があるのであれば、「喜んで」試合を手配すると述べた。(c)AFP