■「軍事的無能」

7日朝の時点でトランプ氏が対イラン軍事作戦で一方的に勝利宣言をした後、「さらに2週間猶予を与えるだろう」と予測していたロッジ氏は、「トランプ大統領が一貫して行っているのは、勝利宣言だけだ」と述べた。

2週間という期間も、トランプ氏が過去の危機において何度も同じ期間を持ち出してきたため、トランプ・ウォッチャーにはなじみ深いものだ。

民主党議員らは、共和党のトランプ氏を激しく非難した。

民主党のチャック・シューマー上院院内総務は上院が来週、トランプ氏の戦争継続を制限するための決議案を採決すると発表した際、「トランプは軍事的無能だ」と述べた。

反トランプ派は、対イラン軍事作戦を受けてイランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を事実上支配し、世界のエネルギー価格を牛耳っていると主張している。イランが依然として高濃縮ウランを保有していることを考えると、トランプ氏がイランの核兵器保有阻止にこれまで以上に成果を上げたという証拠はほとんどない。

すでに米国民の家計は圧迫されているため、共和党は中東紛争が11月の中間選挙での議会支配権争いに悪影響を及ぼすのではないかと懸念している。

シューマー氏は、「こうした事態はすべて、一人の人間が戦争を遂行する絶対的権力を持つ場合に起こる」と付け加えた。

停戦がますます危ういものとなり、イランがイスラエルによるレバノン攻撃を停止しなければ停戦を破棄すると脅迫する中、批判の声は高まっている。

トランプ氏のかつての盟友マージョリー・テイラー・グリーン前下院議員は9日、「『平和の大統領』であるトランプ氏は、明らかに平和を望んでいないイスラエルと手を組んでこの戦争を始めるべきではなかった」と述べた。

一方、トランプ氏の忠実な支持者たちは停戦合意を称賛した。

FOXニュースの司会者ローラ・イングラハム氏は自身の番組で、「トランプ氏は最終的にホームランを打ち、瀬戸際まで追い詰めたようだ。イランが尻込みした」と述べた。(c)AFP