【4月8日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(79)は挑発的な発言で知られているが、イランの文明を滅ぼすと脅迫するなどの最近の過激で威嚇的な発言をめぐり、その精神状態(認知機能)を疑問視する批判の声が上がっている。

米国史上最高齢で就任したトランプ氏は、交戦終結に向けた合意をイランが拒否していることにいら立ちを募らせ、終末論的な発言を強めていた。

トランプ氏による常軌を逸した一連のソーシャルメディア投稿を受け、かつての盟友からも罷免を求める声が上がっている。

トランプ氏はイランの発電所や橋などへの攻撃の猶予期限を米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)に設定。期限の12時間前、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「今夜、一つの文明全体が滅び、二度と戻らないだろう」と投稿。

世界的な警戒感が高まる中、さらにはJ・D・バンス米副大統領は米国にはイランに対して「まだ使っていない手段がある」と警告。トランプ氏が核兵器を使用するつもりなのではないかという臆測が飛び交い、ホワイトハウスは火消しを余儀なくされた。

ニューヨークの不動産王だったトランプ氏はこれまでもしばしば、ディール(交渉)でさらなる譲歩を引き出すために最大限の要求を突きつけるスタイルを声高に自画自賛してきた。

ジョージ・ワシントン大学メディア学部長のピーター・ロッジ氏はトランプ氏について、「一見すると以前よりも少したがが外れたように見えるかもしれない」が、「いつもの大げさな脅しのパターンにすぎないように私には思える」と語った。

「私の推測では、また期限が近づくと勝利宣言をし、『イランを交渉の席に着かせた。あと2週間猶予を与える』と言うだろう」「そして数週間後には、また同じことが繰り返されるだろう」と付け加えた。