【4月7日 AFP】台湾の最大野党・国民党(KMT)の鄭麗文主席(党首)は7日、中国・上海を訪問した。国営新華社通信が伝えた。

鄭氏の中国訪問は、国民党の党首として10年ぶり。鄭氏はこれまで、米国訪問よりも前に中国の習近平国家主席との面会を主張していた。

国民党は、台湾を自国の領土と主張し、武力で奪取することも辞さないとする中国との関係強化を支持しているが、昨年10月の党首選で勝利し、習氏から祝辞を受けた鄭氏をめぐっては、党内外からその中国寄りのスタンスが批判されている。

台湾のメディアのライブ映像では、上海航空に到着した際に花束を受け取り、その後空港ターミナルを通らずに車列で移動する鄭氏の様子が伝えられた。

出発前の記者会見では「(中国との)衝突を防ぐために全力を尽くさなければならない。平和を守ることは台湾を守ることだ」とし、「相互信頼を一歩一歩拡大していく必要がある」と述べていた。

この訪問に先立ち、台湾の対中政策当局は「米国からの軍備購入や他国との協力を断ち切ろうとする」中国側の働きかけに警戒感をあらわにしていたが、鄭氏は先週「この訪問は両岸の平和と安定のためのものであり、武器調達やその他の問題とは関係ない」との考えを示していた。(c)AFP/Jing Xuan TENG with Amber WANG in Taipei