【4月22日 東方新報】「オールシーンエコシステムが、デジタル時代の生活様式を再構築しつつある」、中国通信機器大手「華為技術(ファーウェイ、Huawei)」の1級部門「端末BG(ビジネスグループ)」の何剛(He Gang)CEOは、このほど開催された「2026年ファーウェイ春季全シーン新製品発表会」でこのように述べ、単一デバイスの世代交代と比較してオールシーンでの協調と技術の普及こそが、すでに家電・電子業界における中核的な競争領域になっているとの認識を示した。

現在、全シーンエコシステムの構築は、国内のスマートフォンおよびスマート端末メーカーにとって中核的な戦略となっており、業界は単品のハードウェア競争から、エコシステムとシーン体験を融合した総合競争へと急速にシフトしている。

政策および産業レベルでは、次世代スマート端末の発展の道筋がますます明確になっている。中国信息通信研究院が最近発表した「次世代スマート端末ブループブック(2025年版)」は、AI端末が「認知協調」「シーンの予測」「意図による駆動」「サービスの共生」という「4つの新たな特徴」があると指摘している。これは、AI端末が「モノ同士の単なる接続」にとどまっていた従来の「IoT」を、シーンに応じてサービスが連携・共存する高度な形態(知能化された万物の接続)へと進化させていることを意味する。

昨年8月、国務院は「『AI+』行動の深化実施に関する意見」を発表し、27年までにAIと重点的な6分野における広範な深い融合を率先して実現し、次世代スマート端末やAIエージェントなどの普及率を70%以上に引き上げることを明確に打ち出した。いかにして次世代スマート端末の「庶民の暮らしへの浸透」を加速させるかが、業界の関心の的となっている。

オールシーンエコシステムの代表的な実践例の一つ・ファーウェイの「HarmonyOS(ハーモニーOS)エコシステム」は持続的にその体制を整えている。ファーウェイの公式データによれば「HarmonyOS」を搭載した端末デバイス数は5000万台を突破し、「デバイス間の相互接続」から「体験の融合」へのアップグレードを実現した。

今回のファーウェイの発表会は、業界のトレンドを裏付けるものとなった。システムの基盤技術の最適化を通じて、ファーウェイはフラッグシップモデル向けの放熱技術や衛星通信などのコア機能をミドルレンジモデルにも搭載し、デバイスを超えた協調体験の最適化を図った。今回発表された新モデルは1299元(約2万9928円)からの販売価格帯に設定され、全シーンにおけるスマート体験への参入ハードルをさらに引き下げた。

市場調整を経て、ファーウェイのスマートフォン製品ラインは、より幅広いユーザー層をカバーしつつあり、業界における技術普及に参考となるモデルを提供している。単品競争からエコシステムの競争と協調へ、「技術・機能の詰め込み」から「普及の実現」へと、中国の家電・電子産業におけるこの変革の傾向は、ますます明確なものになっている。(c)東方新報/AFPBB News