■中東各国の死傷者数

紛争開始から1か月が経過し、地域全体で犠牲者が報告されている。AFP通信は以下の数字を独自に検証できていないが、各国の政府、軍、保健当局、救助組織の発表に基づいた集計結果である。

<イラン>政府は直近の公式集計を発表していない。米拠点の人権活動家ニュースエージェンシー(HRANA)によると、23日時点で少なくとも3268人が死亡。内訳は民間人1443人(うち子ども217人)、軍関係者1167人、未分類658人となっている。

<レバノン>保健省は25日、戦闘開始以降1094人が死亡、3119人が負傷したと発表した。死者には子ども121人、医療従事者42人が含まれる。イスラム教シーア派組織ヒズボラは被害状況を公表していない。

<イスラエル>当局によると、イランのミサイル攻撃などで民間人17人が死亡。内訳はイスラエル人13人(うち未成年4人)、フィリピン人介護者1人、タイ人1人など。救急サービス「マゲン・ダビド・アドム(ダビデの赤い盾)」によると、負傷者は約450人に上る。軍はレバノン南部での戦闘で兵士が死亡したと発表している。

<イラク>当局や武装勢力の情報によると、少なくとも96人が死亡。うちイラン支持の戦闘員は64人。また、西部での米軍機墜落により米兵6人が死亡したほか、クルド自治区などでも犠牲者が出ている。

<湾岸諸国・その他>

クウェート:6人死亡(兵士2人、国境警備隊2人、11歳の少女を含む民間人2人)。

UAE:8人死亡(民間人6人、ヘリ墜落による軍関係者2人)。

サウジアラビア:民間人2人が死亡。

バーレーン:民間人2人が死亡したほか、イランの攻撃によりUAE軍契約のモロッコ人要員1人が死亡。

カタール:領海内でのヘリ墜落によりカタール兵4人とトルコ人3人が死亡。

オマーン:船員1人とドローン攻撃による民間人2人が死亡。

ヨルダン・シリア:ミサイルの破片落下などにより計37人が負傷。

<米軍の被害>米中央軍(CENTCOM)は、クウェートで6人、サウジアラビアで1人、イラクで6人の計13人が死亡したと発表。中東7か国での負傷者は約200人で、うち10人が重傷。180人以上がすでに任務に復帰している。(c)AFP/Marie DHUMIERES