救急車への放火を「反ユダヤ主義による憎悪犯罪」として捜査 英警察
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【3月24日 AFP】英ロンドンの警視総監は23日、ユダヤ人団体が運営するボランティア救急車4台がシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)の隣で放火された事件を受け、ユダヤ人コミュニティーを守るために250人以上の警察官と「目に見える形」での武装パトロールを増強すると約束した。
ロンドン警視庁のマーク・ローリー警視総監は、警察官264人の追加配備を約束するとともに、オンラインによる犯行声明を調査していると発表した。
ロンドンの消防当局によると、23日午前1時40分(日本時間午前10時40分)、ロンドン北部のゴールダーズグリーン地区にあるハイフィールドコートで車両が燃えているとの通報を受けた。この地域はユダヤ人の住民が多い。
現場に駆けつけた約40人の消防士は、ユダヤ人コミュニティー救急サービスの車両に積まれていたシリンダーが爆発したことを確認した。
「右手の民のイスラム運動」を意味する団体「Harakat Ashab al-Yamin al-Islamiya」が最近作られたテレグラム・チャンネルに、犯行を主張する動画を投稿した。
米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループによると、この団体はイランと連携しており、今月ベルギーやオランダでも類似の攻撃を主張している。
警察は、「この放火攻撃は反ユダヤ主義による憎悪犯罪として扱われている」と説明。警察の対テロ部隊が調査を主導しているが、現時点ではテロ攻撃とは断定されていない。
キア・スターマー首相は、「恐ろしいニュース」を受けてX(旧ツイッター)に、「我々の社会に反ユダヤ主義の居場所はない」と投稿し、英国のコミュニティーに団結を呼びかけた。(c)AFP/Caroline Taix