【3月24日 AFP】インド船籍の液化石油ガス(LPG)を運ぶタンカー2隻が23日、ホルムズ海峡を通過した。インドの港湾・海運・水路省が発表した。中東紛争の影響で混乱する海上交通の要衝で、新たな例外が生じた形だ。

イラン政府は、米国とイスラエルによる軍事攻撃を受け、ホルムズ海峡での海上交通をほぼ停止させている。ホルムズ海峡は、世界の原油と液化天然ガス(LNG)の約5分の1が通過する重要なルートだ。

2隻のタンカーは合わせて約9万2000トンのLPGを積載しており、同省によると、3月26日から28日の間にインドの港に到着する見込みだという。

これまでにも、インドのLPGタンカー2隻がこの海峡を通過している。

インドはLNGでは世界4位、調理などに使用されるLPGでは世界2位の輸入国であり、これらは主に中東から供給されている。

インドのナレンドラ・モディ首相は23日、これに先立ち議会で演説し、戦争による供給網の混乱を防ぐため、同盟国と緊密に連携していると述べた。

インドはイランとの強い関係を維持しているが、防衛、農業、技術、サイバーセキュリティー分野でイスラエルとの協力を着実に拡大している。

モディ首相は「石油、ガス、肥料、その他の必需品を運ぶ船が安全にインドに到着することを確保する努力をしている」「インドは民間のエネルギー輸送インフラへの攻撃に反対している。商業船舶やホルムズ海峡のような水路への攻撃は容認できない」と述べた。(c)AFP