【3月21日 AFP】カリフォルニア州連邦地裁の陪審は20日、米実業家イーロン・マスク氏が旧ツイッター(現X)を440億ドル(約6兆9850億円)で買収しようとした際、株主を欺いて同社の株価を押し下げたと認定した。

この集団証券訴訟での評決により、世界一の富豪であるマスク氏は陪審員が算定した損害賠償額に基づき、数十億ドルの支払いを命じられる可能性がある。

評決の数分後、マスク氏側の弁護士はAFPに対し、依頼人がこの決定を不服として控訴する方針だと述べ、「挫折ではあるが、戦いは続く」と表現した。

3週間にわたって行われた公判では、マスク氏本人も証言を行った。陪審は、電気自動車(EV)大手テスラや航空宇宙企業のスペースXを所有するマスク氏が、2022年5月に投稿した2件のツイートに虚偽の記述が含まれており、それがツイッター株の急落を引き起こしたと判断した。評決によれば、陪審員はマスク氏が株価を下落させる虚偽または誤解を招く発言を禁じる証券規則に違反したと認定。マスク氏は2022年10月末にツイッター社を買収し、その後Xに改名している。

原告側の弁護士は、損害額を約26億ドル(約4127億円)と見積もっている。(c)AFP/Glenn CHAPMAN