【3月19日 AFP】サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相は19日、イランの度重なるミサイルと無人機による攻撃に対する反撃として、軍事行動も排除しない構えを示した。

首都リヤドで開催された地域諸国の外相との会合後、ファイサル氏は記者団に対し、イランが攻撃によって近隣諸国に圧力をかけようとしているが、「サウジアラビア王国は圧力に屈するつもりはない。むしろ、こうした圧力は逆効果となるだろう。そして、これまでも明確に述べてきたように、必要と判断すれば軍事行動を取る権利を留保している」と述べた。

サウジアラビアは18日、中東紛争の影響について協議するため、約12のアラブ・イスラム諸国の外相を招いて会合を開いていたにもかかわらず、イランからさらなる攻撃を受けた。

AFPの記者によると、同日、首都リヤドでは大きな爆発音が複数回聞こえた。国防省は弾道ミサイルを迎撃したとしている。

ファイサル氏は、「大勢の外交官が会合を開いているさなかにリヤドが標的とされたことは、イランの外交に対する考えを示す最も明確なシグナルだ」「イランは近隣諸国との対話を信じていない」と述べた

ファイサル氏は、イランによる中東全域の「民間施設への度重なる攻撃」を非難し、米国の権益を標的にしているというイランの主張を「説得力がない」と一蹴。「サウジアラビアも湾岸諸国も、脅迫を受け入れることはない。エスカレーションにはエスカレーションで応じる」と述べた。

リヤドで開催された外相会合の共同声明は、「原油施設、海水淡水化プラント、空港、住宅施設、外交使節団を含む住宅地や民間インフラを標的とした弾道ミサイルと無人機の意図的な使用」を非難。

「いかなる状況下においてもこのような攻撃は正当化できないことを確認し、各国が自衛権を有することを再確認した」とし、イランに対し「直ちに攻撃を停止し」、緊張を緩和するよう求めた。(c)AFP