【3月10日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は9日、中東での戦争が2週目に入る中、戦略的に極めて重要なホルムズ海峡を再開するため、フランスと同盟国が「防衛的」任務の準備を進めていると明らかにした。

マクロン氏は9日、中東での戦争拡大を受けて地中海に派遣されている空母シャルル・ドゴールにヘリコプターで降り立った。

マクロン氏はこれに先立ち、地域の安全保障について協議するため訪れていたキプロスで、同国のニコス・フリストドゥリディス大統領、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相と共同記者会見し、ホルムズ海峡での任務はコンテナ船やタンカーを護衛することを目的とし、「紛争の最も激しい段階が終わった後」に海峡を段階的に再開させる狙いがあると説明。

「これは国際貿易にとって不可欠であり、またガスや石油の流通にとっても重要だ。この(湾岸)地域から再びそれらが輸出できるようにならなければならない」と訴えた。

さらにマクロン氏は、任務は欧州諸国および欧州以外の国々によって実施される「純粋に防衛的で、純粋に支援的な任務」になると強調した。

世界の原油輸送量の約5分の1が通過する湾岸の重要な水路であるホルムズ海峡では、戦争発生以降、海上交通がほぼ停止している。

■爆撃だけでは変化は起きない

空母シャルル・ドゴールの艦上でマクロン氏は、紛争がどれほど長引くかは米国とイスラエルの目的次第だと述べ、イラン指導部における根本的な変化は、「米国とイスラエルによる爆撃だけでは実現しない」と警告した。

「われわれは長期にわたり対応できる体制を整えている」と述べ、戦争の「現在の激しい段階」は数日、あるいは数週間続く可能性があるとの見方を示した。(c)AFP