【3月10日 東方新報】中国物流・購買連合会の鉄鋼物流専門委員会が4日に発表したデータによると、2月の中国鉄鋼業の購買担当者指数(PMI)は46.7%で、前月より3.2ポイント低下した。春節(旧正月、Lunar New Year)の影響が弱まり、各地の政策が実施されるにつれて、3月には鉄鋼業の景気が安定して回復し、鉄鋼需要も徐々に持ち直すと見込まれている。

同委員会の潘富杰(Pan Fujie)主任は、2月は春節連休の影響を大きく受け、業界全体の動きは弱かったと指摘した。需要面では、建設現場や製造業の企業が広く操業を停止し、冬季備蓄も終盤に入ったため、鋼材需要が大きく落ち込んだ。需要の減少と取引の低迷を受け、鋼材価格も月を通してやや下落した。春節休暇の終了後は下流産業の操業再開が進み、鉄鋼業の閑散期の特徴は次第に薄れ、需要は徐々に回復するとみられる。

中国鉄鋼工業協会のデータによると、2月上旬には重点統計対象の鉄鋼企業の粗鋼生産量は1946万トンで、1日平均生産量は194.6万トンと前旬比0.6%増加した。2月中旬には粗鋼生産量は2029万トン、1日平均生産量は202.9万トンとなり、前旬比4.3%増加した。一方、2月中旬以降は春節休暇の開始に伴い、製鉄所の生産ペースが鈍化し、生産量も減少傾向となった。

総合的に見ると、3月は連休後の全面的な操業再開、インフラ投資の拡大、製造業の回復、輸出の持ち直しなど複数の要因に支えられ、鉄鋼需要は全体として改善し、着実な回復基調を示すとみられる。鉄鋼メーカーの生産も、秩序ある生産再開と需要回復の後押しを受け、安定した持ち直しが見込まれている。(c)東方新報/AFPBB News