MWCの会場で公開された「中国移動」の技術(c)news1
MWCの会場で公開された「中国移動」の技術(c)news1

【03月09日 KOREA WAVE】スペイン・バルセロナで3月2~5日に開催された世界最大のモバイル関連見本市「MWC」では、通信技術だけでなく、人工知能(AI)と融合したさまざまな未来技術が公開された。

中国通信大手「中国移動(China Mobile)」は、会場で「ロボット食堂」を披露した。来場者がキオスク(無人注文機)で注文すると、ロボットがすぐに料理の準備を始め、提供まで担当する。5Gアドバンスト技術で接続されたロボットは互いに衝突することなく、それぞれの役割を分担しながら調理や配膳を進める。同社関係者は「超低遅延など5Gの主要技術を、来場者が体感できるよう展示を構成した」と説明した。

日本の通信会社KDDIは、AIを活用した顧客分析システムを展示した。システムはカメラを通じて来場者の表情を分析し、「喜び」「悲しみ」「普通」などの感情を画面に表示する。会場には花屋をコンセプトにした体験スペースも設けられ、AIが来場者の反応や好みを分析し、その人に合った花をその場で推薦する仕組みも紹介された。

フランスの通信最大手オレンジは、AIを活用した森林火災対応プラットフォーム「フォレスト・スマート・ガーディアン(Forest Smart Guardian)」を公開した。このシステムは自律飛行ドローン、AI、5Gネットワークスライシングなどの技術を組み合わせ、森林火災の事前予測から対応までを可能にする統合ソリューションだ。

韓国LGユープラスは、人の感情を分析するメディアアート作品「ブルーム(Bloom)」を披露した。世界的メディアアート制作会社ユニバーサル・エブリシングと共同制作した作品で、来場者の声や行動データをリアルタイムで分析する。音声分析が終わると、画面には来場者の感情状態を象徴する花(全12種類)が咲く仕組みとなっている。

業界では、AI技術の進化に伴い、さまざまな産業で人々が体験できる新サービスが今後さらに増えていくとの見方が出ている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News