韓国EC業界の一手…カフェ24がアマゾン直結で越境販売の障壁を下げる
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【03月09日 KOREA WAVE】韓国ECプラットフォーム企業のカフェ24は、米アマゾンの公式APIを同社のマーケット運営管理サービス「Cafe24 PRO」と直接連携し、商品・注文・在庫データのリアルタイム同期を実現した。アマゾンがセキュリティ強化のためAPI権限の認証手続きを厳格化して以降、韓国企業として直接API連携による運営管理サービスを提供するのはカフェ24が初めてだという。
アマゾンは米国と日本市場で高いシェアを持ち、韓国ブランドの海外進出における主要な販売ルートとされている。
ただ、アマゾンで事業を展開するには、セラーアカウントの開設、税務・通関・現地規制への対応、商品登録やページの現地化、物流・配送戦略の構築、レビュー管理や広告・プロモーション設定など複雑な手続きが必要で、参入障壁が高いと指摘されてきた。
今回、カフェ24がAPIの直接連携を実装したことで、韓国ブランドのD2C事業者やクリエーター、インフルエンサーなどが米国・日本市場に進出する際のハードルが下がると期待されている。
アマゾンAPIの直接連携は、従来のウェブスクレイピング方式の限界を克服した点が特徴だ。スクレイピング方式では、サイト側による遮断やアカウント停止、データ誤差が発生するリスクがあったが、API連携では安定したデータ処理が可能になり、運営効率の向上につながる。
また、事業者が自社オンラインショップで商品情報を変更すると、その内容がアマゾンにも即時反映される。注文や在庫の状況もリアルタイムで同期され、業務効率を高める。
Cafe24 PROは現在、スマートストア、クーパン、Gマーケット、オークション、11番街、ロッテオン、SSGドットコム、ムシンサ、エイブリー、クイーンイット、カカオトークストア、カカオトークギフト、アリエクスプレス、アマゾンUS、アマゾンJP、Qoo10ジャパン、楽天、ショッピーグローバル、ヤフーショッピング(日本)など、計19の主要マーケットとの連携を支援している。
これを背景に、Cafe24 PROと連携したオンラインストアは2026年、4500店舗(商品数126万点)を突破した。
同社はさらに、オンライン事業者がアマゾンに容易に出店できるよう支援する「オフライン開通センター」の開設も準備している。事業者がセンターを訪れ、案内に従ってカメラによる本人認証など必要書類を提出すれば、Cafe24 PROのマーケット運営管理サービスを利用できるようになる見通しだ。
カフェ24の関係者は、販売者が自社サイト運営の負担を減らし、ビジネス成長に集中できる環境を整えたとしたうえで、今後もグローバルマーケットとの連携を拡大していくと述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News