北朝鮮の空軍基地で無人機「セッピョル4」「セッピョル9」同時確認…偵察型と攻撃型無人機を同時配備か
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【03月07日 KOREA WAVE】北朝鮮平安北道亀城市の方峴空軍基地で、戦略無人航空機(UAV)「セッピョル4」と「セッピョル9」とみられる機体が並んで配置されている様子が初めて確認された。長距離偵察型と攻撃型とされる両機種が同一基地で同時に確認されたことで、北朝鮮が大型無人機戦力の体系的な運用を進めている可能性が指摘されている。
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)傘下の北朝鮮専門サイト「ビヨンド・パラレル」は3日(現地時間)、最近の衛星写真の分析をもとに、方峴空軍基地の滑走路付近で両機種とみられる無人航空機が同時に確認されたと報告した。報告書は、この基地が北朝鮮の大型戦略無人機運用の主要拠点である可能性が高いと分析している。
「セッピョル4」は北朝鮮が公開した高高度長時間滞空(HALE)型の偵察無人機で、外形は米軍のRQ-4グローバルホークに似ているとされる。細長い胴体と長い直線翼を持つ大型機で、高高度を長時間飛行し広範囲を監視する戦略偵察任務を想定しているとみられる。北朝鮮はこの機体により、朝鮮半島全域に加え周辺海域や後方地域まで監視できる長距離偵察能力の確保を狙っているとの見方がある。
一方の「セッピョル9」は中高度長時間滞空型の攻撃用無人機で、外形は米軍のMQ-9リーパーに類似しているとされる。比較的低い高度で長時間滞空し、偵察と同時に精密攻撃任務を担うプラットフォームとみられており、将来的には空対地誘導兵器や小型爆弾の搭載も想定されている。専門家は、偵察だけでなく攻撃能力を備えた無人攻撃機体系へ発展する可能性に注目している。
報告書は、両機種が同じ基地で同時に確認されたのは今回が初めてだとし、北朝鮮が偵察型と攻撃型無人機を相互補完的な体系として運用しようとしている可能性を指摘した。
衛星写真では、方峴空軍基地内の大型格納庫や関連施設の拡張とみられる動きも確認された。これは試験段階を越え、将来的に無人機運用規模を拡大する兆候である可能性があるという。
CSISは、北朝鮮が近年、無人機開発を軍の近代化の重要分野の一つとして推進していると指摘し、大型戦略無人機の実戦運用能力を確保できるかどうかが今後の北朝鮮軍事力評価の重要な要素になるとの見方を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News