【3月5日 AFP】米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡における石油タンカーの通航量が9割減った。欧州の調査会社「Kpler(ケプラー)」が4日、解析内容を発表した。イランの報復攻撃で通航量は激減しているが、一部のタンカーは海峡を通航しているという。

同社はX(旧ツイッター)に投稿し、「船舶移動の解析によると、ホルムズ海峡におけるタンカーの通航量は、先週と比べて約90%減少している」と述べた。

同社アナリストのマット・ライト氏は「多くの船舶セグメントで動きがほとんど停止しているが、一部のタンカーは依然として海峡を東西に航行している」と述べた。

米国とイスラエルは先月28日、イランに対する空爆を開始。イランが報復攻撃を継続する中、原油と天然ガスの価格は急騰している。

イランの革命防衛隊は4日、ホルムズ海峡を支配下に置いたと表明した。同海峡を通過しようとする船舶は、ミサイルや無人機の攻撃を受ける恐れがあると警告している。

これに関連して、ドナルド・トランプ米大統領は3日、ペルシャ湾の重要な航路を通過する石油タンカーを護衛する準備が米海軍にあると述べていた。

世界の主要な海運会社は、ホルムズ海峡における船舶の通航を停止しており、大手保険会社は中東での船舶保険料上乗せを拡大している。(c)AFP