「2026年重要課題の展望に関する報告書」 CGTNと清華大学新華国際コミュニケーション研究院が共同発表
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【3月5日 CGTN Japanese】中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)傘下の中国グローバル・テレビ・ネットワーク「CGTN」は、清華大学新華国際コミュニケーション研究院と共同で「2026年重要課題の展望に関する報告書」を発表しました。
報告書は、「世界の安全保障環境は引き続き高いリスクにさらされており、ガバナンス能力の脆弱(ぜいじゃく)な地域では『安全保障の空白』がさらに拡大する可能性がある」と指摘しています。また、大国間競争はより深層的な領域へと広がり、一方で「グローバル・サウス」諸国が国際ルールの再編に積極的に関与する動きが強まるとも予測しています。
一方、西側諸国におけるポピュリズムの高まり、特に極右政党の制度化や新興政治勢力による国家・社会統治モデルの再構築が、今後の国際秩序の変化に影響を与える重要な要因になると分析しています。
生成AIの分野では、技術開発と規制の間の攻防が続き、米国による半導体・クラウド・アルゴリズムなどの重要分野での規制措置が維持・強化される見込みです。一方、中国は独自のAIガバナンスの枠組みの実効性が徐々に顕在化していくと予想されます。ただし、大国を軸とする「地域別・ブロックごとのAIガバナンス」の進展が、グローバルな技術体系の分断(デカップリング)を加速させ、イノベーションの壁を高めるリスクも指摘されています。
報告書は、国際世論が、中国の安定した中での前進に向けた模索、前進する中でイノベーションを求めるという構造的な転換に注目しており、とりわけ、質の高い発展の中での経済成長の安定した見通しと新たな成長エンジンの育成に対する関心が高まっていると指摘しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News