【3月4日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は3日、同盟国イランのアッバス・アラグチ外相と電話会談し、中東全域における民間人の安全確保を強く求めた。

電話会談は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ここ数日イランの報復攻撃を受けている複数の中東諸国の安全保障上の懸念をイラン政府に伝えることに同意したのを受けて行われた。

ウクライナ侵攻をめぐり西側諸国から孤立しているプーチン氏は、イランおよび中東諸国双方との緊密な関係を維持し、中東におけるパートナーシップの強化することを目指している。

ラブロフ氏は電話会談で、「中東のすべての国における民間人と民間インフラの安全を確保する」必要性を強調。

また、「事態を鎮静化し、武力行使を拒否することを支持するという基本的な立場を確認した」という。

2月28日に始まった米国とイスラエルによるイランへの攻撃、そしてそれに対するイランによる中東諸国とイスラエルへの報復攻撃を受け、複数の国が領空を閉鎖した。

こうした閉鎖により、ロシア人観光客に人気の休暇先である中東諸国では数千便が欠航となり、世界旅行にとって新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)以降で最大の混乱となっている。

ロシアの旅行業者協会は、現在ロシア人観光客約5万人のがアラブ首長国連邦(UAE)に足止めされている可能性があると推定している。(c)AFP