「誰もいない通りが怖い」 ゴーストタウンと化したテヘラン
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■猫の鳴き声と鳥のさえずり
イラン政府は28日、イスラエルと米国の攻撃でハメネイ師が殺害された後、テヘラン市民に「冷静を保ちながら」市を離れるよう促した。
サミレさんは「私は看護師なのでここに留まらなければならなかった。その理由がなければ、間違いなくすでに首都を離れていた」と話す。
テヘランの中でも高級住宅街が広がる北部では、多くの住民がすでに避難したようで、いつもの交通渋滞の喧騒に代わり、猫の鳴き声や鳥のさえずりが響いていた。
通常は夕方に賑わうおしゃれなカフェやレストランは閉店している。通りは閑散としており、見られたのは、まだ営業を続けている食料品店や小さな小売り店に物資を運ぶ業者の車両ばかりだった。
■静まり返るバザール
テヘラン北部にあるタジュリシュバザールではほとんどの店が開いていない。営業を続ける数少ない店舗では、イラン国旗をモチーフにしたTシャツが販売されていた。
通常であれば、ノウルーズ(ペルシャの新年)を月末に控えるこの時期、バザールは活気に満ちる。
商店にとっては一年で最も忙しく、最も儲かる時期であり、また、人々が家族や友人と会い、高い生活費などの日々の困難を忘れることのできる祝祭の時期でもある。
こうした状況下で、ナシムさん(35)の一家は、今年の正月を故郷のイスファハンから遠く離れたトルコで過ごす(国外脱出する)ことを決めた。
しかしナシムさんは、イランに残った両親のことが気がかりな様子で「全く連絡が取れていない」と話した。(c)AFP