サウジ首都の米大使館に無人機攻撃 トランプ氏、報復措置示唆
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【3月3日 AFP】サウジアラビアの首都リヤドにある米国大使館が3日未明、無人機2機による攻撃で小規模な火災が発生した。これを受け、ドナルド・トランプ米大統領は同日、報復措置を講じることを示唆した。
湾岸地域での紛争拡大は、2月28日に行われた米イスラエル両軍によるイラン攻撃が端緒となった。イラン当局は、この攻撃で民間人数十人と最高指導者が死亡したとしている。
サウジ国防省の声明によると、初動調査ではリヤドの米大使館が無人機2機の攻撃を受けたことが確認された。攻撃により限定的な火災が発生し、建物に軽微な損害が出たという。
大使館側はその後、攻撃を受けた事実を認め、3日は閉鎖すると発表。さらなる通知があるまで大使館に近づかないよう呼び掛けるとともに、在留米国人に対し「屋内退避」を求めた。これに先立ち、目撃者からは、大使館がある外交街の上空で煙が上がり、大きな爆発音が聞こえたとの証言が出ていた。
サウジ軍に近い情報筋が匿名で語ったところによると、サウジ防空軍はリヤドの各国大使館が集まる地区を狙った無人機4機を撃墜した。これを受け、米大使館はリヤド、ジッダ、ダハランで屋内退避勧告を発令。域内の軍施設への不要不急の移動を制限した。
在サウジ米大使館が攻撃されたことを受け、ドナルド・トランプ米大統領は報復を示唆。米ケーブルテレビ局に対し「米国がどのように対応するかは近いうちにわかるだろう」と述べた。
サウジへの攻撃と前後して、湾岸諸国にはミサイルや無人機が相次いで飛来。アラブ首長国連邦(UAE)国防省は、イラン側から発射された多数の弾道ミサイルに対処していると発表した。カタール国防省も3日朝、弾道ミサイル2基を迎撃したことを明らかにした。
イランによる一連の報復攻撃は、産油国が集まる同地域の港湾や空港、住宅、ホテル、軍施設など広い範囲に及んでいる。2日にはクウェートの米大使館からも煙が上がっているのが目撃された。外交筋によると、同大使館は複数の無人機によって損傷したという。(c)AFP