【3月3日 AFP】米国とイスラエルによる対イラン攻撃が激化する中、メラニア・トランプ米大統領夫人が2日、国連安全保障理事会の会合で議長を務め、紛争に巻き込まれた子どもたちの問題を訴えた。

安保理の議長国は輪番制で、3月は米国が担当する。メラニア氏は木槌を打ち鳴らして会合を開会し、1か月にわたり議長国を務めた英国に感謝の意を示した。

その後、満員の議場で「自由のために命を捧げた英雄たちを失った家族の皆さん、その勇気と献身は永遠に記憶されるでしょう」と、対イラン攻撃で命を落とした米兵とその家族に敬意を表した。

さらに、メラニア氏は「すべての社会で知識と理解が完全に評価されるとき、持続的な平和が達成されるでしょう」「知識と知恵によって統治される社会はより平和的です」と続けた。

会合に先立ち、イランのアミール・サイード・イラバニ国連大使は「米国が安全保障理事会の議長国を務める初日に、子どもの保護に関するハイレベル会議を開催するのは非常に恥知らずで偽善的だ」と批判した。

メラニア氏は「米国は世界中のすべての子どもたちと共にあります。平和がすぐに訪れることを願っています」と述べ、中東での攻撃には直接言及しなかった。

一方で、メラニア氏は参加国の代表者らから概ね温かく迎えられた。ギリシャのアグライア・バルタ大使は「ありがとうございます、マダム・プレジデント(議長)」と語りかけ、フランスの特使は、メラニア氏を米国の元ファーストレディで活動家のエレノア・ルーズベルト氏になぞらえた。

ロシアですらイランには言及せず、唯一言及したのは米国の強固な同盟国であるバーレーンの代表者だった。

メラニア氏は「世界中の平和と安全を守るという使命を果たされるよう、皆さまのご健闘と強い決意をお祈りします」と述べ、2時間にわたる会合を締めくくった。

国連のステファン・ドゥジャリク事務総長報道官は、ファーストレディまたはファーストジェントルマンが安保理の会合を主宰したのは初めてだと確認した。(c)AFP/Gregory WALTON