■政治を語るリスク

在UAE仏大使館は1日、UAEの領空封鎖が続いていることから出国は不可能だと自国民に改めて通知した。また「安全指示を厳守し、外出を控えて窓やドア、開放的な場所から離れるよう」注意を促した。

ドバイは近年、所得税がかからずビジネスに寛容な環境や豪華なライフスタイルを背景に、インフルエンサーや起業家、富裕層が集まる拠点となっている。人口約400万人のうち9割を外国人が占め、世界屈指の発着数を誇る空港もある。

そのドバイ空港は28日に攻撃を受けたとされ、当局は「ある事案」によりスタッフ4人が負傷し、施設が損傷したと発表した。

その一方で、日光浴客で賑(にぎ)わうビーチで動画を投稿した不動産コンサルタント兼インフルエンサーのディープティ・マリクさんは、「恐れることは何もない」と安心させるような口調で語った。「この国は住民や観光客の安全を非常に真剣に考えていると感じる」

この投稿についてフレイ氏は「インフルエンサーたちの間に広がる不安を感じる。政治や地政学について語れば、フォロワーを失ったり激しい誹謗(ひぼう)中傷を受けたりするリスクがあることを、彼らは痛いほど分かっている」と指摘した。

同氏によると、コンテンツクリエーターはブランド側と「契約で縛られて」おり、どんな状況でも投稿を続ける義務があるという。「たとえシャンプーの宣伝であっても、動画は出さなければならない。世界が燃えている中で金を稼ぎ続ける。この乖離が、世間の目には不謹慎に映る可能性がある」

ドバイ在住の仏人インフルエンサー、ベンジャミン・サマさんはインスタグラムへの投稿で、現地の外国人インフルエンサーらが苦境に立たされている状況をSNS上で喜んでいる人々を激しく非難。「真夜中に空でミサイルが爆発する音で起こされる経験など、誰にもしてほしくない」と訴えた。(c)AFP