ベルギー、ロシア「影の船団」のタンカー拿捕 仏軍と連携
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【3月2日 AFP】ベルギー政府は1日、ウクライナ侵攻に伴う西側の制裁を回避するためにロシアが利用する「影の艦隊」の石油タンカー1隻を拿捕(だほ)したと発表した。
ベルギー政府によると、作戦は北海で夜間に実施され、フランス軍ヘリコプターの支援を受けた特殊部隊が船内に突入した。
テオ・フランケン国防相は、タンカーがベルギーの排他的経済水域(EEZ)内で拘束された後、ゼーブルッヘ港にえい航されたと発表した。
検察当局は、タンカーを「エセラ」号と特定した。ロシアに戻る途中だったとみられる。船長はロシア国籍で、当局の取り調べを受けている。
当局によると、タンカーはギニア旗を掲げていたが、立ち入り検査により偽装旗での航行の疑いが強まったとして、刑事捜査を開始した。
フランスのマクロン大統領はX(旧ツイッター)で、自国海軍の支援を認め、ロシアの「影の艦隊」に対する「大きな打撃」になると強調した。
ロシアは、2022年のウクライナ全面侵攻後に課された輸出制限を逃れるため、所有者が不透明な老朽タンカー群を利用している。
ベルギー国防省は、拿捕されたタンカーが欧州連合(EU)の制裁リストに記載されていたことを明らかにした。(c)AFP