2月18日午後4時15分ごろ、ソウル大公園猛獣舎A棟内部放飼場で争うミホとクムガン=ソウル市議のイ・ヨンシル氏提供(c)news1
2月18日午後4時15分ごろ、ソウル大公園猛獣舎A棟内部放飼場で争うミホとクムガン=ソウル市議のイ・ヨンシル氏提供(c)news1

【03月02日 KOREA WAVE】ソウル大公園で飼育されていたシベリアトラ「ミホ」の死亡事故は、本来分離されるべき空間で扉の施錠が徹底されなかったことが原因とみられることが分かった。防犯カメラ映像でも、別個体との争いに至る経緯が確認された。

ソウル大公園がソウル市議会環境水資源委員会のイ・ヨンシル市議(共に民主党)に提出した資料によると、ミホは2月18日午後4時15分ごろ、猛獣舎A棟の内部放飼場でクムガンと争い、心停止により死亡した。

内部調査の結果、事故直前にクムガンを内部放飼場に移す過程で、内室にいたミホが先に放飼場へ出ており、その直後にクムガンも入場。すぐに争いが発生したという。クムガンは2026年1月、別の棟からミホのいた棟へ移されていた。

2月18日午後4時15分ごろ、ソウル大公園猛獣舎A棟内部放飼場で争うミホとクムガン=ソウル市議のイ・ヨンシル氏提供(c)news1
2月18日午後4時15分ごろ、ソウル大公園猛獣舎A棟内部放飼場で争うミホとクムガン=ソウル市議のイ・ヨンシル氏提供(c)news1

争いが始まると飼育員が高圧ホースで放水し、竹の棒で引き離そうとしたが、約4分間にわたりクムガンがミホの首筋にかみついて攻撃を続けた。診療チームが到着し心肺蘇生と応急処置を試みたが、ミホはすでに心停止状態だった。防犯カメラでも、クムガンが放飼場に入った直後、ミホに素早く接近し争いに至る様子が映っていた。

当日、担当飼育員2人はいずれも「動物の出し入れは2人1組で実施する」との規定を認識していたが、事故当時は区域を分けて1人体制で作業していたことが調査で判明した。2人は勤務条件によっては1人体制で出し入れ作業をしてきたと説明。閉園間際に迅速に対応するため、1人で運用する場合が多かったという。

ソウル大公園では2025年にもシベリアトラのアルムが高齢で、テベクとジョセフが健康悪化で死亡。2026年にはパランが急性感染症、スホが心疾患と熱射病で急死している。シベリアトラは絶滅危惧種1級に指定されている。

ミホは2013年6月、ロストフとペンザの間に生まれた雌。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News