労働新聞(c)news1
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【03月02日 KOREA WAVE】北朝鮮は第9回朝鮮労働党大会で大規模な世代交代を断行するとともに、幹部の綱紀粛正に早くも乗り出した。

労働新聞は25日付で「新時代の幹部が備えるべき12の共産主義的品性」を提示。▽党性▽原則性▽政治性▽責任性▽率先垂範▽創発性▽大衆性▽人間性▽真実性▽楽天性▽道徳性▽清廉潔白性――を今後すべての幹部が備えるべき資質として強調した。

労働新聞は単なる報道機関ではなく、当局の方針を示す“指針書”の役割を担う。今回の提示は、今後の幹部評価や統制の基準を明確化したものとの見方が出ている。

同紙は12の品性を「原則性」という概念で束ね、「革命において原則の譲歩は死に等しい」と強い表現で警告。「政治・経済・軍事・文化の全分野で帝国主義との対決戦が続いている」と現状を規定し、幹部に対し党方針の徹底学習と無条件の忠誠を求めた。

これは、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が近年、幹部の怠慢や不正を公然と批判し、処分を強化してきた流れと軌を一にする。理念的基準を掲げつつ、実質的には監察・統制を強化する狙いがあると分析される。

同紙はさらに「博識で実力ある幹部型人材」を求め、「学び、探究し、努力する幹部に不可能はない」と強調。単なる思想武装ではなく、成果を出す能力を重視する姿勢も示した。

また「党中央の意図を敏感に把握する能力」を重要条件に挙げ、「政治感覚の鈍い者は前進を妨げる障害物」とまで表現。旧来型の慣行や惰性を排除する姿勢を鮮明にした。

今回の動きは、党大会で“パルチザン2世代”と呼ばれる元老幹部が退き、キム総書記が直接抜擢した若手幹部へと入れ替える世代交代と連動している可能性が高い。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News