ドイツの地方選候補者、女子生徒に関する発言で非難浴びる
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【2月26日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相率いる中道右派政党「キリスト教民主同盟(CDU)」所属の政治家が、地方選の選挙運動中に過去に女子生徒について発言した動画が再び表面化し、激しい非難にさらされている。
マヌエル・ハーゲル氏(37)は、3月8日に南西部バーデン・ビュルテンベルク州で行われる地方選で、CDUの筆頭候補となっている。
2018年の動画では、ハーゲル氏が自身の選挙区にある中等教育の学校を訪問した時のことを熱心に語っている。その学校は生徒の80%が女子だった。
ハーゲル氏はにやっと笑って「29歳の議員にとって、ここよりひどい場所はいくらでもある(最悪ではない)」と述べた。
そして、特に印象に残っているある少女について言及し、その少女の「茶色の髪」と「ヘーゼル色(茶色、緑色、金色を混ぜ合わせたような色合い)の目」について言及した。
この動画は反発を招き、緑の党のゾーイ・マイヤー議員らは、ハーゲル氏を性差別主義者だと非難している。
マイヤー氏はインスタグラムに投稿した動画で、「政治に関わりたいと考えている若い女性たちに、これはどんなメッセージを送ることになるのか」と述べた。
24日に公共放送ARDが放映したテレビ討論会で、ハーゲル氏は「愚かなミス」を後悔していると述べ、妻から問題の発言について「厳しく叱責(しっせき)された」と付け加えた。
過去5年間、バーデン・ビュルテンベルク州政府は、リベラル派の緑の党が主導権を握りCDUと連携してきた。
だが、世論調査では現在CDUが支持率で首位に立っており、主導権を握る見込みだ。おそらく再び緑の党と連携することになるだろう。
極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の有力候補であるマルクス・フロンマイヤー氏は、この動画に乗じて、テレビ討論会で緑の党の候補であるジェム・オズデミル氏に対し、ハーゲル氏と連携するかどうかを厳しく問いただした。
最新の世論調査によると、バーデン・ビュルテンベルク州の政党支持率は、CDU約28%、緑の党約22%、AfD約20%となっている。(c)AFP