トランプ氏、一般教書演説で「時代を超えた好転」を自賛 政権立て直し図る
このニュースをシェア
【2月25日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は24日、一般教書演説に臨み「時代を超えた好転」を自画自賛した。低迷する支持率を覆し、重要な中間選挙を控えて国内外で高まる課題を乗り切る構えだ。
トランプ氏は、歴代最長となった一般教書演説で自らの実績をアピールした。民主党への批判は通常通りだったが、全体としては抑制されたトーンを保った。
しかし、共和党員が総立ちで拍手を送る中、民主党員は抗議のために着席したまま、時には野次を飛ばす場面も見られた。演説では、具体的な政策発表が著しく少なかった。
米海軍・空軍が中東に集結する中、トランプ氏はイランが米国本土を攻撃可能なミサイルを開発していると主張したが、「外交的な解決」を優先したいとした。平和的解決への含みを残した形だ。
1時間47分に及んだ演説の冒頭、トランプ氏は「米国がかつてないほど大きく、良く、豊かで、強くなった」とし、「今夜、わずか1年を経て、私たちは誰も見たことがないような変革と、時代を超えた好転を成し遂げたことを尊厳と誇りを持って言うことができる」と述べた。
トランプ氏にとって、全主要ネットワークで放送されたこのゴールデンタイムの演説は、分裂を極めた政権復帰後の1年を経て、有権者に自らの実績をアピールする絶好の機会となった。
■「妄想的」な演説
上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務は、トランプ氏の演説は「妄想的」とし、一般市民の苦境に対処できていないと批判した。
不支持が支持を上回る逆風の中、トランプ氏は経済面での実績に焦点を当てたが、生活費の高騰に不満を募らせる有権者に希望を与えるような内容はほとんどなかった。
トランプ氏は、11月の中間選挙で共和党が議会の支配権を失うことを恐れている。最悪の場合、2期目の残りの期間はレームダック化するだけでなく、自身3度目の弾劾にさらされる恐れもある。
演説では、冬季五輪で金メダルを獲得したアイスホッケー代表チームへの熱狂を取り込むべく、選手たちを議場に招待した。場内は「USA!」のコールと大きな歓声に包まれた。また、チームのゴールキーパーに対しては、文民に贈られる最高位の勲章である「大統領自由勲章」を授与すると発表した。
その他、1月にベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を失脚させるための作戦で負傷したヘリコプター操縦士と、100歳の朝鮮戦争退役軍人に対し、軍事最高位の「名誉勲章」を授与した。