【2月23日 AFP】米国務省は22日、メキシコ軍が国内最大級の麻薬密売組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」のリーダー、ネメシオ・オセゲラ容疑者を殺害したことで、暴力沙汰や道路の封鎖、航空便の欠航が発生していることを受け、同国一部地域にいる米国民に対してその場にとどまるよう呼び掛けた。

米国務省領事局はX(旧ツイッター)に、「メキシコの多くの地域で、継続的かつ広範囲にわたる治安作戦、道路封鎖、犯罪行為が発生しているため、米国民は追って通知があるまでその場にとどまるべきだ」と投稿した。

この投稿によると、道路封鎖が航空会社の運航に影響を与えており、グアダラハラとプエルトバジャルタの双方で国内線および国際線の一部が欠航しているという。

一方でカナダ政府は、状況を注意深く監視していると述べ、同国にいるにいるカナダ国民に対し「目立つ行動を控え、現地当局の助言に従う」よう勧告した。

また、ミチョアカン州、ゲレロ州、ハリスコ州にいる自国民に対しては、「治安部隊との銃撃戦や爆発」が発生しているとして、その場にとどまるよう呼びかけた。

この混乱を受けて米国およびカナダの複数航空会社は同日、メキシコ各地へのフライトをキャンセルしている。すでに離陸していた一部の便についても途中で引き返さざるを得なかった。

プエルトバジャルタ行きの4便が引き返したサウスウエスト航空は、状況が正常化し次第、取り残された乗客や乗員を帰国させるために航空機をメキシコへ派遣すると述べた。

米国から1500万ドル(約23億円)の懸賞金が欠けられていたオセゲラ容疑者は、メキシコ軍との衝突で負傷し、メキシコ市に空輸される途中で死亡した。(c)AFP