【2月22日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は21日、米最高裁が「トランプ関税」に対して違憲判決を下したことを受けて、米国で「権力分立がまだ機能している」と歓迎の意向を示した。

メルツ氏は公共放送ARDに、判決を「良いニュースだ」と述べ、「私としては、昨日の最高裁の決定に安堵している。米国の権力分立はまだ機能しているようだ」と語った。

その上で、今回の判決により、ドイツの対米輸出業者に課される関税が軽減されることへの期待を示した。

また、メルツ氏は近く訪米しドナルド・トランプ米大統領と会談する前に、米国の関税について欧州各国と協議する考えを示した。

「約1週間後にワシントンを訪問する。その際、欧州で認識を共有した上で向かう」と述べ、「関税政策は欧州連合(EU)の問題であり、個々の加盟国の問題ではない」とした。

米最高裁は20日、「トランプ関税」を違憲と判断し、政権が法的根拠とした国際緊急経済権限法は「大統領に関税を課す権限を与えていない」と断じた。

最高裁の判決を受けて、トランプ氏は代替措置となる10%の関税を発表。21日には関税率を15%に引き上げるとした。(c)AFP