【2月21日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は20日、自身の包括的な関税を違法と判断した連邦最高裁判所判事に対し、異例の個人攻撃を行った。その中には、自ら指名した判事2人も含まれており、彼らが「外国の利益に影響されている」とまで主張した。

連邦最高裁は、昨年1月にトランプ氏が大統領に再就任して以来、ほとんどの案件でトランプ氏に有利な判断を下してきた。今回の関税についての判決は、保守派が多数を占める最高裁で、トランプ氏にとって初めての大きな敗北となった。

ホワイトハウスでの会見でトランプ氏は、「わが国のために正しいことをする勇気を持たなかった特定の裁判所メンバーを恥ずかしく思う。まったくもって恥ずかしい」とすると、「彼らは非常に非愛国的で、われわれの憲法に対して不忠実だ」と批判し、一時は「愚か者で子分のような存在」とまでこき下ろした。

自身が指名したエイミー・コニーバレット判事とニール・ゴーサッチ判事がともに反対票を投じたことについて後悔しているかと問われると、トランプ氏は「後悔しているかどうかは言いたくない」と答えた。

保守派のジョン・ロバーツ最高裁判所長官、コニーバレット判事、ゴーサッチ判事の3人は、リベラル派の3人とともにトランプ氏による関税は違法だと判断した。

一方トランプ氏は、自身の関税権限を支持した保守派判事3人に対しては「その強さと賢明さ、そしてわが国への愛に感謝する」と述べた。

特に自身が指名したブレット・カバノー判事については、63ページに及ぶ反対意見を書いたことをたたえ、「天才だ」と呼び、「彼をとても誇りに思う」と述べた。(c)AFP