【2月20日 AFP】ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪、フィギュアスケート女子シングルに臨んだ坂本花織は19日、現役最後の五輪で金メダルを逃したことに悔しさをにじませた。

ショートプログラム(SP)を終えて2位だった坂本は、「愛の讃歌」に乗せた演技でコンビネーションジャンプが単独のジャンプとなり、得点を失った。このミスが響き、アリサ・リウ(米国)に1.89点及ばず金メダルを逃した。

「目指していた金メダルが取れなかった悔しさが、今すごく押し寄せている。笑顔で終われるかと思っていたけれど、悔しさの中で終わることになった。でも、この気持ちは今後の人生でも大切になると思う」

「失った得点が、そのまま金メダルとの差だった。それが一番悔しい。やり残したものがあると分かっているから」

2018年の平昌大会で6位、22年北京大会で3位となり、今回が3度目の五輪。団体戦を含めて四つの五輪メダルを手にしており、そのうち三つが銀メダルとなった。

坂本は、コーチから「未来の金メダリストを育てられる」と言われたことを明かし、「だから、もしかしたらコーチとして五輪に戻ってくるかもしれません」と語った。

日本勢では中井亜美が銅メダル、千葉百音が4位と初出場で結果を残した。「亜美と百音は、初めての五輪とは思えないくらい力強い演技だった」と振り返った坂本は、「来季はもっと強い選手が出てくると思いますが、日本はこれからも強いと信じています」と続けた。

17歳の年齢を感じさせない落ち着きを見せた中井は「思っていたほど緊張はしませんでした」「この夢の舞台で滑るだけでも信じられないのに、メダルまで取れて本当に夢みたい」と話した。

また、日本チームの「お姉ちゃん」として慕われる坂本について中井は、「花織ちゃんがどれだけ頑張ったかを見てきたから、きょうの姿を見て私も本当に胸が熱くなった」「すごい選手でたくさんの実績を残してきた。五輪で一緒に表彰台に立てたことは一生の宝物」とし、「花織ちゃんのように、あと2回五輪に出たい」と続けた。(c)AFP