【2月19日 AFP】デンマーク国王のフレデリック10世は18日、米国のドナルド・トランプ大統領が関心を寄せる自治領グリーンランドへの支持を示すため、同地に到着した。

フレデリック10世は、ヌーク空港でグリーンランド旗を振る人々に手を振り、自治政府のイェンスフレデリック・ニールセン首相の歓迎を受けた。

ニールセン首相との会談後、フレデリック10世は「グリーンランドに再び戻り、グリーンランドの人々とお会いできることを大変うれしく思います」と述べた。

フレデリック10世はさらに、グリーンランドの人々とその幸福は「私の心に非常に近い存在です。これまでも、そしてこれからもずっとそうです」と続けた。

トランプ氏は、鉱物資源が豊富なグリーンランド領有に必要であれば武力も辞さない構えを見せており、米国とデンマークの間の緊張が高まっている。

フレデリック10世は訪問初日を首都ヌークで過ごし、高校や水産会社の視察した後、文化センターで地元住民と交流した。

19日にはヌークの北150キロにあるマニートソックへ向かい、20日には北方のカンゲルルススアークにあるデンマーク軍の北極訓練センターを訪問する予定となっている。

デンマークはグリーンランドを植民地支配していたものの、王室、とりわけフレデリック10世は、長年にわたりグリーンランドで非常に高い人気を保ってきた。

地元住民の男性(44)はAFPの取材に対し「国王がここに来てくれるのは良いことだ」と応じた。また、女性(74)は「国王が来るというのは大事なしるしです」とし、トランプ氏が主張を繰り返すことは「非常にストレスだった」と話した。(c)AFP