米国、低出力核実験を実施する用意 中ロの「秘密裏の核爆発実験」に対抗
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【2月18日 AFP】米政府高官は、「中国とロシアによる秘密裏の爆発を伴う核実験(核爆発実験)」に対抗するため、低出力核実験を実施する準備があり、数十年にわたるモラトリアム(一時停止)を打つと述べた。
米国とロシアの間に残る最後の核軍縮合意、新戦略兵器削減条約(新START)が今月失効したのを受け、ドナルド・トランプ米大統領は中国も含む新たな協定の締結を求めている。
クリストファー・ヨー国務次官補(軍備管理・不拡散担当)は、トランプ氏による昨年10月の核実験を再開するとの発言が本気だったことを示唆した。
ヨー氏はシンクタンクのハドソン研究所で、「大統領が述べた通り、米国は『対等な立場』で実験を再開する」「しかし、対等な立場とは、一部の軍備管理関係者がこの問題について過剰反応し、信じ込ませようとしているような、アイビー・マイク式の数メガトン規模の大気圏内核実験(米国が1952年に南太平洋で実施した水爆実験)に戻ることを意味するものではない」と主張。
「しかし、対等な立場とは、先行する基準への対応を前提としている。その基準を探すなら、中国やロシアを見ればいい」と付け加えた。
ヨー氏は核実験を実施する時期については明らかにせず、トランプ氏が決めると述べるとともに、いかなる実験も「公平な条件」の下で行われると強調。
「われわれは耐え難いほど不利な状況にとどまるつもりはない」と述べた。
中国の核弾頭保有数は依然として米国やロシアと比べるとはるかに少ないが、急速に増加している。中国は、新たな核軍縮条約に関する交渉への参加を求める声を公然と拒否している。(c)AFP