【2月15日 AFP】英ロンドン・ダウニング街10番地の猫「ラリー」が、動物保護施設から首相府に迎えられてから15日でちょうど15年となる。

長年にわたり世界各国の首脳たちの心を掴んできたこの猫について知っておくべき四つのことを紹介する。

■謙虚な出自

ラリーは2011年2月15日、ネズミ駆除目的で首相府にやってきた。当時は4歳と推定されている。ロンドンの動物保護施設「バタシー犬猫ホーム」から引き取られた。当時の首相はデービッド・キャメロン氏だった。

その後は「内閣府首席ネズミ捕り」として首相府のウェブサイトで公式に紹介されている。

ウェブサイトに掲載されている公式の情報によると、ネズミ駆除以外に、「来客の出迎えや警備体制の視察、アンティーク家具の昼寝適性テストに日々を費やしている」という。

■6人の首相

ラリーは、キャメロン氏からキア・スターマー氏まで、これまでに6人の首相との生活を経験した。その間、ブレグジット、新型コロナウイルス、パーティゲートの混乱などが起きた。

メディアからも注目される推定19歳のラリーは、しばしば訪問中の外国首脳からスポットライトを奪う。12月には、ウクライナのゼレンスキー大統領を出迎えるために玄関先で座っているところが撮影され、また1月には、ポーランド大統領訪問中に、カメラマンの足元を走り抜け、レッドカーペットでつまずかせた。

■キャットフルエンサー

ラリーのX(旧ツイッター)のアカウント「@Number10cat」には、87万7500人以上のフォロワーがいる。

ラリーは、雨に濡れることについて不平を言い、時には政治家、特に右派ポピュリスト政党「リフォームUK」やドナルド・トランプ米大統領政権に対して、猫らしい皮肉を放つ。

「執務」の最初の数か月は、2011年に出版された書籍「ラリーの日記」のインスピレーションにもなった。

ラリーは現在、スターマー氏の子どもたちの猫であるジョジョとプリンスと共に暮らしている。

なお、ラリーは終身職員とみなされているため、首相らとは違い、首相府に永遠に滞在できる。