「韓国は狭い」…内需寒波でもK-フードが世界で稼ぐ理由
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【02月14日 KOREA WAVE】物価高と消費低迷で内需が冷え込む中、韓国食品業界は海外市場の拡大によって成長を維持したことが分かった。主要企業は国内不振を海外売り上げで補い、2026年もグローバル企業への体質転換を加速させる構えだ。
業界によると、東遠産業は2025年の連結売上高が前年比7.2%増の9兆5837億ウォン、営業利益は2.9%増の5156億ウォンだった。食品子会社の東遠F&Bが輸出を牽引し、ツナ缶の米国向け輸出は約30%増加。家庭用簡便食品(HMR)、ペットフード、飲料も堅調で、全体の輸出は15%以上伸びた。
CJ第一製糖も海外事業で成果を上げた。2025年の連結売上高(大韓通運含む)は27兆3426億ウォンで前年並みだったが、海外食品売り上げは過去最高の5兆9247億ウォンを記録した。内需低迷と原材料高で営業利益は15%減の1兆2336億ウォンにとどまったが、「ビビゴ」ブランドの餃子やキムチなどが海外で好調だった。
KT&Gも海外販売が拡大し、2025年の海外たばこ売り上げは29.4%増の1兆8775億ウォン。海外比率は54.1%と初めて国内を上回った。
「ブルダック」ブランドの世界的ヒットで初の売り上げ2兆ウォン台を達成した三養食品は、2026年に3兆ウォン突破を視野に入れる。密陽第2工場の増設を完了し供給力を拡大。明洞に移転した新社屋を“グローバル前哨基地”として海外向け製品の拡充を進める。
農心も米国と欧州での需要拡大を背景に、2030年までに海外売り上げ比率61%を目標に掲げる。オランダ・アムステルダムに欧州法人を設立し、米国第2工場のライン増設で供給網を強化。「辛ラーメン トゥンバ」など現地向け商品を拡充し、釜山緑山の輸出専用工場も年内に稼働させる。
酒類業界も海外に活路を求める。ロッテ七星飲料の2025年酒類輸出は前年比3.4%増。米国の流通大手E&Jガロと提携し販路を広げる。ハイト眞露も年内完成予定のベトナム焼酎工場を拠点に東南アジアでの収益向上を図る。
業界関係者は「国内市場の停滞が長期化し、海外は生存戦略そのものだ。生産拠点の確保と現地化戦略が今年の業績を左右する」と指摘した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News