【2月11日 AFP】米テレビの著名司会者サバンナ・ガスリー氏の母親が誘拐された事件をめぐり、捜査当局が事件に関連するとみられる人物を事情聴取のため拘束した。メディア各社が10日、報じた。米連邦捜査局(FBI)は同日、容疑者とみられる人物を撮影した新たな画像と映像を公開していた。

主要ネットワークのCNN、ABC、Foxは、匿名の法執行当局者からの情報として、ナンシー・ガスリーさんの誘拐事件に関連し、事情聴取目的で1人が身柄を拘束されたと伝えた。CNNによると訴追はされていないという。

身代金目的で誘拐されたナンシーさんの事件をめぐっては同日、アリゾナ州南西部の都市ツーソンにあるナンシーさんの自宅玄関のカメラに触れる、目出し帽を着用した人物の画像がFBIによって公開されていた。

FBIのカシュ・パテル長官がX(旧ツイッター)に投稿した6枚の写真と3本の動画には、暗闇の中で玄関前に立つ人物の姿がモノクロで捉えられていた。この人物については「武装した人物」として説明されている。

ただ、ABCによると、拘束された人物と写真に映っている人物とが同じであるという証拠はないという。

パテル長官は「これまで確認できなかった新たな画像を入手した。そこには、ナンシー・ガスリーさんの玄関カメラを操作しているように見える武装した人物が写っている」とし、「彼女(ナンシーさん)が失踪した朝」に撮影されたものだと説明した。

NBCのニュース番組「トゥデイ」で司会を務めるガスリー氏の母親であるナンシーさんは、1月31日夜もしくは2月1日早朝に自宅から誘拐されたと考えられている。

公開された映像には、ナンシーさん宅の玄関に近づく人物が映っていた。頭を下げ、長ズボン、ジップアップジャケット、帽子、手袋を着用し、バックパックを持っている様子が分かる。

カメラに伸ばした手が数秒間撮影され、足元の何かを探している様子を見せた。その後、玄関エリアから出て近くに生えている草をむしり、それをカメラに押し付けるとみられる様子が捉えられていた。

事件発生から1週間が経過した9日、ガスリー氏は新たな動画を公開し、母親には心臓の問題があり、定期的な投薬が必要であることを説明し「私たちは母がまだ生きていると信じている。皆さんの助けが必要」と訴えた。(c)AFP