ロシア、ケニア人をだましてウクライナ侵攻の前線に投入 「捨て駒」に
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【2月11日 AFP】ケニア政府は10日、同国人が高額報酬の仕事があるとだまされてロシアに誘い込まれ、ウクライナの最前線に「砲弾の餌食(捨て駒)」として送り込まれていると明らかにした。
ここ数週間、高額報酬の仕事があるとだまされてロシアに渡航したケニア人が戦場で死亡したり、重傷を負ったりしているとの報告が相次いでいる。
今週発表されたAFPの調査報道は、軍隊経験のない男性4人がロシア軍との契約に署名させられ、直ちにウクライナの最前線に送り込まれた詐欺の手口を明らかにした。
4人のうち3人が負傷して帰国した。彼らに渡された契約書はロシア語で書かれていた。
4人のうち、1人はセールスマン、2人は警備員、もう1人はトップアスリートとして働けると期待していた。
コリル・シンオエイ外務次官はAFPに対し、「彼ら(ケニア人)がこの紛争(ウクライナ侵攻)に参加していることは容認できない。これらの人々は前線で砲弾の餌食として利用されている」「ケニア国民が自発的にそのような契約に応じることはない」と語った。
ムサリア・ムダバディ外相は、「この問題を最終的に解決し、持続可能な解決策を見出だす」ため、ロシア・モスクワを訪問すると発表した。
同氏はメディアへの声明で、「私たちは命が失われるのを目の当たりにしており、これが阻止しなければならない問題であることを強調するためにモスクワを訪問する予定だ」と述べた。
また、ウクライナで戦争捕虜として拘束されているケニア人の解放を求め、入院中のケニア人の容体を「確認」するとも述べた。
ムダバディ氏は、過去2か月で30人以上のケニア人がロシアから避難したと述べ、ケニア国内にある悪質な人材紹介会社は閉鎖されたと述べた。(c)AFP